4月5日(火)の午後1時半ごろ、花見をしながら原爆ドーム近くの元安川沿いを花見をしながら歩いていた女性が、オオサンショウウオを川岸に偶然見つけて撮影するという出来事がありました。
オオサンショウウオは4/6の午後現在もその姿を捜索中です。
※4月7日に無事保護されました(ページ最後に追記)↓
…そもそも中国地方では主に山あいの清流に住んでいるオオサンショウウオが
・何故、街中の川に姿を現したのか?
・見つけたらどうすればいいのか?
と、その理由、発見した時の対策等について4/6のゴゴスマで解説していましたので、まとめました。
現場で捜索もしていました。
オオサンショウウオいた pic.twitter.com/ATm4IfvnH0
— おにく(ONIKU)くいたい🥩 (@29tangasuki) April 5, 2022
4/5日の発見時にはオオサンショウウオは横たわっていて、その後ゆらゆらと動いて川の中央に行ってしまったとのこと。
大きさは1mくらい…大きい~!
広島でオオサンショウウオがいた原爆ドーム付近 元安川 (もとやすがわ)
オオサンショウウオが発見されたのは、原爆ドームの向かい岸の遊歩道の階段を少し降りて川の水がひたひたしている場所です。
広島にもオオサンショウウオいるのか…
— ヘビイチゴ (@heavynaichigo) April 6, 2022
私は日本中のサンショウウオを探す旅に出るのが昔年の夢なんだ…(ガチ)
特にオオサンショウウオは、好きで、1回でいいからバケモノサイズ(野生)を見たいんだ…
羨ましい!!!!!!!!!! https://t.co/7yVCfqwFo4
なぜオオサンショウウオが 元安川にいたのか?という疑問には
・大水などによって山間部…上流から下流流されてきてしまった
あるいは、
・違法で飼っていた人が飼いきれなくて放したor逃げた
という理由が考えられるのですが、
山間部…上流から流れてきた というのが一番妥当
だろうということです。
そもそも元安川のその辺りは約4,5kmで海に行きつく…海水も混ざる汽水域なので、オオサンショウウオが本来生息している場所、生存できる場所ではありません。
オオサンショウウオは海水に触れると身体の粘膜がはがれてしまう生き物なので、生存が厳しい…そこでは生きていけない生き物なのです。
なので、一刻も早く保護することが望ましいということです。
…岐阜より西の三重、京都、岡山、広島辺りに昔から生息してきた特別天然記念物ですが、 これまで元安川流域でオオサンショウウオが発見されたことはないそうです。
オオサンショウウオは肺呼吸なので水面に顔を出して呼吸する、そのタイミングで発見することができるかも?と体感型動物園iZoo 白輪剛史園長が語ってました。
とはいえ、発見して保護することは相当難しいかもしれません。
できるだけ早く、自力でゆらゆらと上流の方へ移動していることを心から祈ります。
オオサンショウウオを見つけたらどうすればいい?
オオサンショウウオを見つけたらどうすればいいのか?してはいけないことは?について、
オオサンショウウオは特別天然記念物なので触れてはいけない生き物です。
・たとえ発見しても触ってはいけません。
・どこかへ移動させてはいけません。
ということが決められています。
さらに、特別天然記念物だからというだけではなく、触ってはいけないとする大きな理由があります。
それは危険だから…ゆったりしているオオサンショウウオの大きな口には細かい歯がびっしりと生えており、万が一ぐるぐるとデスロールをして噛まれてしまうと大けがをする危険があるということなのです。
なので、決してつかまえようとしてはいけません。
と、きつく注意がありました。
※体感型動物園iZoo 白輪剛史園長談
オオサンショウウオを見つけたら、 自治体・市の文化財保護課、警察等が対応する ということです。
オオサンショウウオの寿命は50年前後…野生の個体の最終的な寿命は難しいそうですが…今回姿が見られたオオサンショウウオは大きさが1mを超えているようなので相当に長寿だろうとのことです。
本日まだ消息はわかりませんが、せっかくの長寿のオオサンショウウオさんのご無事を心から祈ります。
↓
よろしかったらこの機会にご覧ください。
日本の飼育下では最長老のオオサンショウウオ。
サイズは1m42cm。
5分30秒から登場→7分50秒から砂肝食べます~ 噛む瞬間の動の速さにビックリ!
「指を噛まれると食いちぎられます」
オオサンショウウオの後、ウーパールーパーなども登場して楽しいです。
広島のオオサンショウウオ 4月7日に保護
上記のオオサンショウウオが、4/7(木)の夕方、中区の本川で見つかり保護されました。
オオサンショウウオは怪我もしているし、内臓が弱っているとのことです。
4月5日に姿を見せて行方はわからず…消息が案じられていたオオサンショウウオですが、7日夕方中区の西平和大橋で「オオサンショウウオが動かないでいる」と近くの会社の男性から連絡があり、広島市の文化振興課と安佐動物公園の職員が現場に駆け付け、素手で引っ張り出して保護したそうです。
保護されたオオサンショウウオのサイズは全長93.9センチ体重6.35キロでした。
弱ってはいるようですが、ともあれ無事でよかった!です。
コメント