久保藤次郎 サッカー日本代表 初選出――このニュースがサッカーファンの間で話題を集めています。
快足ドリブラーとして知られる久保藤次郎が、ついに日本代表へ初招集されました。
26歳という決して早くない年齢でのA代表入りには、彼の努力と覚悟、そしてクラブでの成長が詰まっています。
柏レイソルで覚醒した彼のプレースタイルや、同じ苗字を持つスター選手・久保建英との“ダブル久保”の実現を目指す姿にも注目です。
本記事では、久保藤次郎の代表初選出に至るまでの歩みや魅力を深掘りしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
久保藤次郎がサッカー日本代表に初選出!
久保藤次郎がサッカー日本代表に初選出されました。
東アジアE-1サッカー選手権2025のメンバーに選ばれたことで、彼の名前が一気に注目を集めています。
特に同じ苗字のスター選手・久保建英との比較もされるなか、“もう一人の久保”としての存在感を放ち始めました。
①東アジアE-1選手権での初出場が決定
東アジアE-1サッカー選手権2025の初戦、ホンコン・チャイナ戦に向けて、日本代表はソウル近郊で最終調整を実施しました。
この大会で、久保藤次郎は26歳にしてA代表初選出。しかも初戦のスタメン候補として期待されています。
彼は「緊張感があったけど、最後は楽しめた」とコメントし、代表活動への適応力も見せています。
今大会では、国内組中心の構成の中でも異彩を放つ選手として、メディアやファンの注目を集めているんです。
大会での活躍が、2026年北中米W杯へとつながる第一歩になるかもしれませんね。
②“あっちの久保”に負けない存在感をアピール
「今は“あっちの久保(建英)”の方が有名だけど、自分も“こういう久保がいる”ってアピールしたい」
この言葉からもわかるように、久保藤次郎は単なる一時の代表ではなく、自らの存在を確立しようとしています。
現在、久保建英はスペイン・レアル・ソシエダ所属の世界的スター。
その一方で、藤次郎は日本国内で着実にキャリアを積み、ついにフル代表に到達した苦労人。
だからこそ、「ダブル久保でW杯に出たい」という目標は、夢ではなく現実的な挑戦に見えるんですよね。
③ドリブルと得点力が代表選出の決め手
久保藤次郎が代表に選ばれた最大の要因は、「攻撃的なスタイルと数字に裏付けされた実績」。
2025シーズンは柏レイソルにて、23試合に出場し5ゴール・4アシストを記録。
この実績は、Jリーグの中でも突出した攻撃性能を示しており、右ウイングバックという特殊なポジションでも結果を残しています。
さらにドリブルでの仕掛け、裏への抜け出し、クロス精度など、攻撃の多彩さが評価されました。
今後は代表でも得点やアシストを記録し、「結果で語れる選手」として覚えてもらいたいですね。
④柏レイソルでの覚醒と代表入りの背景
実は、久保の代表入りは“柏レイソル加入”によって劇的に加速しました。
2024年の冬に加入して以降、柏でのプレースタイルに見事にフィット。
本人も「柏のサッカーと自分のスタイルが合っていた」と語り、環境が成長を後押ししていることがよくわかります。
チームは攻撃的でスピード重視の戦術を採用しており、久保の快足ドリブルや裏抜けが最大限に活きました。
この“覚醒”が、日本代表初選出への最大の引き金になったのは間違いないでしょう。
⑤初選出の心境と語られた意気込み
初代表について久保は「最初は緊張したけど、最後は楽しくプレーできた」と話しています。
練習では堂々とした動きを見せ、代表合宿でも浮ついた様子はまったくなかったそうです。
「数字で見ても悪くないし、自分らしさを出してアピールしたい」と語るように、彼の中には確かな自信が感じられます。
また「伊東純也選手を追い越せるように、この大会で成長したい」ともコメント。
“挑戦者”としての姿勢を貫く久保の姿に、多くのサッカーファンが胸を打たれました。
⑥チーム戦術と個人技の両立に注目
代表監督・森保一監督が採用するのは「3バック+ウイングバック」型。
まさに、久保が最も得意とするフォーメーションです。
「WBを採用してるから自分にチャンスが来た」と本人も語っており、システム的な適合度も高いです。
さらに、J3藤枝時代からこのシステムに慣れていたこともプラス材料。
戦術理解と個の突破力、どちらも兼ね備えているからこそ、今大会での活躍が期待されています。
⑦W杯への野望と“ダブル久保”の実現を目指して
久保藤次郎の最終目標は「2026年W杯出場」、そして「ダブル久保での競演」。
これは夢ではなく、本人の中で確かな目標として掲げられています。
「そのためには結果を出していかなければならない」と強調し、E-1選手権をその第一歩に位置づけています。
一方で、「名前が売れるのは悪くないこと」とも話しており、メディア露出にも前向きな姿勢。
“もう一人の久保”が、“並び立つ久保”になる日が、いよいよ近づいてきたのかもしれません。
久保藤次郎のプレースタイルと魅力を深掘り
久保藤次郎のプレースタイルと魅力を深掘りしていきましょう。
彼がなぜ代表に選ばれたのか、プレーの特徴からその理由が見えてきます。
①右ウイングバックとしての強み
久保藤次郎は、右ウイングバック(WB)というポジションで最大限に力を発揮します。
このポジションは、守備も攻撃も両立する必要があり、体力とスピード、戦術理解が問われます。
特に森保ジャパンでは、WBの役割が非常に重要で、ここで違いを生み出せる選手は貴重です。
久保は3バックシステムに慣れており、WBでの経験も豊富。
攻守のバランスを取りつつ、決定的な仕事ができるのが、彼の大きな強みですね。
②快足ドリブルとゴール前の仕掛け
久保の最大の武器は、やはり“快足ドリブル”。
一瞬の加速力と切れのあるステップで、相手DFを翻弄し、ゴール前まで持ち込むプレーが目立ちます。
サイドで受けてから縦に突破するだけでなく、中央へ切り込むプレーも得意。
そのドリブルは「予測不能」と言われるほどで、まさにWBとしての理想的な突破力。
特にJリーグでは「仕掛けられる選手」として相手に嫌がられていた存在です。
③攻撃的サッカーに適した戦術理解
柏レイソルでの活躍も、この戦術理解の高さがあってこそ。
攻撃時は積極的に前へ出て、味方と連携しながら崩しに参加します。
ポジショニングやタイミングも非常に的確で、戦術眼に優れているのがよく分かります。
サイドから中へ入って“ゴール前で勝負する”動きは、数字にもつながっており、評価が高いのも納得です。
この戦術理解の深さが、代表戦でも必ずや武器になるはずです。
④得点・アシストの数字に裏付けられた実力
久保は、ただ動けるだけのWBではありません。しっかりと数字で結果を出しています。
シーズン | 試合数 | ゴール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|
2025年 | 23試合 | 5得点 | 4アシスト |
この成績は、WBという守備的にもなるポジションでは異例の好成績です。
まさに「仕掛けて、結果を出す」ことを体現している選手。
森保監督のような「結果重視」のチームにとって、非常に価値のある存在ですよね。
試合の流れを変える一手としても、今後ますます起用される場面が増えていくことでしょう。
⑤プレー面での課題と今後の伸びしろ
もちろん、課題もゼロではありません。
特に守備面では、時折ポジショニングの甘さが見られる場面もありました。
また、クロスの精度には波があるという評価も一部ではあるようです。
ただ、これらは実戦経験を積むことで改善されていく領域でもあります。
“完成された選手”というより、“まだ伸びしろを残す選手”という意味で、将来性にも期待できますね。
⑥“先輩”伊東純也との比較と目標
久保藤次郎が“追い越したい存在”として名前を挙げたのが、同じ柏レイソル出身の伊東純也選手。
伊東は今やフランスのスタッド・ランス所属の日本代表レギュラー。
その先輩に「追いつきたい」と語るだけでなく、「追い越したい」と言えるのが久保らしいです。
似たポジション、似たプレースタイルの中で、久保は自分の個性を模索中。
このライバル関係が、さらに成長を促していくでしょう。
⑦JリーグからA代表へ這い上がった努力
久保の代表選出は、まさに“努力の結晶”といえます。
J3の藤枝MYFCからスタートし、名古屋、鳥栖と経て、柏で花開いたそのキャリアは簡単な道ではありませんでした。
「結果を残せば、チャンスは来る」——彼はそれを体現しています。
特にここ半年の覚醒ぶりには、周囲の関係者も驚きを隠せないようです。
今後の活躍によっては、彼のような選手がもっと評価される時代が来るかもしれません。
久保藤次郎の経歴・プロフィールまとめ
久保藤次郎の経歴とプロフィールをまとめて紹介します。
華やかではないけれど、確かな努力で代表にたどり着いた彼の歩みを、ひとつずつ丁寧に追っていきましょう。
①高校・大学時代の歩み
久保藤次郎は、愛知県岡崎市出身。
高校は岐阜県の名門、帝京大可児高でサッカーに打ち込みました。
この時期からウイング的な役割でスピードを活かし、縦への推進力を磨いていたようです。
その後は中京大学に進学。
大学サッカーの舞台で確かな経験を積み、2021年6月にはJ3・藤枝MYFCに特別指定選手として登録されます。
学生時代からすでにプロクラブから注目されていた逸材だったんですね。
②プロ入りから柏レイソル加入までの経歴
年度 | 所属クラブ | 特記事項 |
---|---|---|
2021年 | 藤枝MYFC(J3) | 特別指定選手登録 |
2022年 | 藤枝MYFC | 正式加入・プロ契約 |
2023年7月 | 名古屋グランパス | 完全移籍 |
2023年8月 | サガン鳥栖 | 期限付き移籍 |
2024年 | 柏レイソル | 活躍が注目され代表入り |
名古屋グランパスでは定着こそ叶いませんでしたが、その後の鳥栖、そして柏での成長は目を見張るものがあります。
“遠回り”に見えるキャリアですが、その中で確かな経験値を蓄えてきたんですね。
③ポジションとプレースタイルの変遷
久保は一貫して右サイドに配置されることが多く、現在のポジションは「右ウイングバック」。
守備ラインと前線の“つなぎ役”でもあり、攻撃の起点としても活躍する非常に重要なポジションです。
当初はサイドハーフやウイングとして起用されることもありましたが、WBにポジションを移してから爆発的に成長。
守備力を養うことで、より幅広い役割をこなせるようになりました。
特にWBとしてのプレーは代表戦術にも合致しており、今回の選出に直結したとも言われています。
④J1通算成績と現在の所属チーム
現在のJ1通算成績はこちらです。
シーズン通算 | 出場試合数 | ゴール数 |
---|---|---|
J1(2023年〜) | 51試合 | 9得点 |
所属は「柏レイソル」。
攻撃的なチームスタイルの中で、自身の能力を最大限に引き出すことができました。
ドリブル、クロス、裏抜け、すべてがチームにフィットしており、まさに“覚醒”の年になったわけです。
この実績があったからこそ、代表に呼ばれるのは時間の問題だったとも言えそうですね。
⑤名前の由来と家族のルーツ
久保藤次郎という、どこか歴史を感じさせる名前には、しっかりとした由来があります。
彼の名前は、東北出身の両親が敬愛していた戦国武将・伊達政宗の本名「藤次郎政宗」にちなんで名付けられました。
この由来には「強く、まっすぐ育ってほしい」という願いが込められているそうです。
サッカーのフィールドで“戦う”その姿は、まさに伊達政宗のような勇ましさ。
名前の由来を知ると、彼の存在感がより深く感じられますね。
⑥過去所属クラブへの感謝の想い
藤枝MYFCへの感謝を語る久保の言葉には、特別な想いがにじんでいました。
「自分がスタートしたクラブが気にしてくれていて、すごくうれしかった」
さらに、「一番成長できたのは藤枝の時期だった」とも述べています。
3バック戦術に慣れたのも、当時の藤枝での経験が大きかったとのこと。
プロへの入り口をくれたクラブと、今の自分につながる礎を作ってくれた場所への敬意を忘れない。
その姿勢に、彼の人間性の良さが表れていると思いませんか?
⑦代表初選出が持つ意味とこれからの道
26歳という年齢での初選出は、決して早くはありません。
ですが、それだけに“重み”のある選出だったとも言えるでしょう。
久保は、「W杯に出るには今しかない」「自分で自分を売り込む」と強い決意を語っています。
ここからの彼の課題は、“継続して代表に呼ばれ続ける”こと。
柏での活躍、そして代表での結果が求められる中で、どんな道を歩むのか——楽しみしかありませんね!
まとめ
久保藤次郎は、26歳にして初めて日本代表に選出された右ウイングバックの選手です。
彼の強みは快足ドリブルとゴールに直結するプレーで、柏レイソルでの活躍が代表選出の大きなきっかけとなりました。
藤枝MYFCや名古屋、鳥栖などを経て、着実にキャリアを積んできたその姿は、多くの選手の希望となる存在です。
“あっちの久保”との比較にプレッシャーを感じつつも、「ダブル久保でW杯へ」という目標を掲げる姿勢は頼もしい限りです。
今後の久保藤次郎の成長と、日本代表でのさらなる活躍に注目していきましょう。