本日のヒルナンデスで紹介されたあるお店の「生親子丼」。
「生親子丼」は、カンピロバクター食中毒の危険度が高い!ということで炎上しています。
このお店の「生親子丼」というのは、鶏の方が生 という親子丼。
玉子の方が「生」なのはふんわり半熟のとろとろは大歓迎でもあり、何の問題もありませんが…
「生親子丼(鶏肉が生)」は問題ありすぎなのですね。
どれくらい問題なのかと言いますと、
生…あるいは加熱不十分な鶏肉料理を食べることで、カンピロバクター食虫毒、ギランバレー症候群が発症したという報告があります。
加熱不十分な鶏肉はカンピロバクター食中毒の危険度が高いのです。
厚生労働省のツイッターでも、
「#鶏肉は十分に加熱して食べよう」
との警告がなされています。
食中毒予防の観点から、生・十分に加熱されていない鶏肉を食べないようにしましょう!
たとえお店で外食時のお料理だとしても「安全」とは言い切れませんのでご注意を。
鶏肉が生で「新鮮」というのは安全とは関係ないとのことです。
カンピロバクターとは?
生や半生で加熱不足の鶏肉料理を食べると、カンピロバクター食中毒が発症することがあります。
カンピロバクターとは鶏や牛などの腸管内にいる細菌で、少量の菌数でも食中毒を発生させるコワイ細菌。
ヒトや動物の腸管内でしか増殖せず、乾燥に弱く、熱に弱いので通常の加熱調理で死滅する食中毒菌です。
【#鶏肉 は十分に加熱して食べよう!】#鶏刺し などの生や加熱不十分な鶏肉料理を食べたことで下痢、腹痛などを起こす #カンピロバクター 食中毒が発生しています。また、手足の麻痺等を伴う #ギラン・バレー症候群 の発症例(推定)の報告もあります。
— 厚生労働省 (@MHLWitter) August 2, 2022
■詳しくはhttps://t.co/fbnAMK6Utf pic.twitter.com/BDSJmRCFS2
カンピロバクター食中毒は発生件数が多い↓
カンピロバクター食中毒は、わが国で発生している細菌性食中毒の中で、近年、発生件数が最も多く、年間300件、患者数2,000人程度で推移しています。
最近では、屋外で飲食店が食肉を調理し提供するイベントで加熱不十分な鶏肉(イベントのホームページでは、「新鮮だからこそできる鶏ささみ寿司」などとアピール)を提供し、500名を超える患者が発生した事案がありました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000126281.html
カンピロバクター食中毒の症状は?ギランバレー症候群とは?
カンピロバクター食中毒の症状とは、 下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感 などで、食べてから1~7日で発症と発症までが長いのが特徴。
ギランバレー症候群は、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があります。
症状については、下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などであり、他の感染型細菌性食中毒と酷似します。多くの患者は1週間ほどで治癒します。死亡例や重篤例はまれですが、乳幼児・高齢者、その他抵抗力の弱い方では重症化する危険性もあり、注意が必要です。また、潜伏時間が一般に1~7日間とやや長いことが特徴です。また、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があることが指摘されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000126281.html
今日、ヒルナンデスで「(鶏と卵の)生親子丼」なるものが紹介されたようですが、ダメですからね!😱
— ぴすたちお (@pistachio011) August 5, 2022
新鮮な鶏肉ならいいってものじゃないですからね!😱😱
こっわ…… カンピロバクター中毒、症状は激しいですよ……!! →回復後のおかわりギラン・バレー症候群はうっかりすると死にますよ!
1ヶ月前入院する前の事ですが、突然の高熱で病院行ったら即入院となりました。
— ゆきと@入院中&リハビリ中! (@P_yukito213) July 27, 2022
自分はカンピロバクターからの髄膜炎&ギランバレーと中々てんこ盛りでした。
皆さん、鶏肉の扱いや焼肉に行った際などはこうならないよう、しっかり焼くように徹底しましょう!😂
#初絡み・初リプ大歓迎 pic.twitter.com/hOc8TBhUjq
どんな食品がカンピロバクター食中毒の原因・感染源になるの?
今回注目されている生親子丼だけでなく、鶏レバーやささみなどの刺身、鶏肉のタタキ、鶏わさなどの半生製品、加熱不足の調理品などが原因となります。
「新鮮」かどうかには関係ありません。
↓美味しそうな生親子丼。
こちらは鶏のタタキに生卵の親子丼のようで、これ以上火が入ることはなさそうです。
そこが美味しい~という気持ちはわかりますが…安全には替えられないかと。
地鶏軍鶏 兼子
— 黒kiku(サウナラブらーめん) (@kurokiku3) July 29, 2022
生親子丼
卵黄割れてるぴえん。
ただ美味しかったです。
スープテイクアウトしたいレベル。 pic.twitter.com/rQbrms69Cp
むしろ新鮮だからこそ症状が重くなる。新鮮な鶏肉であればあるほどカンピロバクターは元気だろうから。
— らむかた(I) *🖖💉💉💉💉🐯 (@Mt_Hyotan) August 2, 2022
もっとも鳥刺し食わせてる/食ってるようだから、店も客も自業自得というべきか。(これが交差汚染なら「お気の毒様」なんだろうけど) https://t.co/eNeyBqZCEh
生親子丼の鶏肉が生!新鮮じゃないと出来ない!って言ってるけどカンピロバクターは新鮮だからないとかじゃないやん。
— ごえもん (@goemon_0223) August 5, 2022
ここのご飯食べるのこわー
某親子丼の店で「新鮮なので生で食えます」とか言われて半生の鶏肉を出されていたんだが、アレでよくカンピロバクターにならなかったなあって思っている
— 👤人間👤 (@ein_Ratsel_) August 3, 2022
…と思って昨日その店のレビュー見たら「食中毒になった」とかいうのが散見されたので運が良かっただけだ
ヒルナンデスで生親子丼なるものが紹介された。生は鶏肉の方で、曰く「新鮮じゃないと絶対出せない」そうですが、この前の鳥ラーメンの様にカンピロバクターの危険性あるからね。新鮮でも絶対じゃないから。
— 伊燈秋良@やる気だし帝ALL甲 (@Knight06500) August 5, 2022
カンピロバクター食中毒における患者の喫食調査及び施設等の疫学調査結果からは、主な推定原因食品又は感染源として、生の状態や加熱不足の鶏肉、調理中の取扱い不備による二次汚染等が強く示唆されています。平成27年に国内で発生したカンピロバクター食中毒のうち、原因食品として鶏肉が疑われるもの(鶏レバーやささみなどの刺身、鶏肉のタタキ、鶏わさなどの半生製品、加熱不足の調理品など)が92件認められています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000126281.html
バーベキュー時の生肉にも注意
ヒルナンデスで紹介された「生親子丼」だけでなく、バーベキュー時の生焼けにも要注意ですね。
とにかくお肉はしっかり焼いて食べれば食中毒の危険性はなくなります。
【お肉はしっかり焼いて食べよう!】#バーベキュー は、火加減が難しく、お肉やレバーが生焼けになることが多いため、中までしっかり加熱しましょう。また、箸やトングなどの使い分けが不十分になりやすいので、生肉と加熱された肉を扱う器具は使い分けましょう。https://t.co/YPdIdXXGwt pic.twitter.com/gHCIu4KRiV
— 厚生労働省 (@MHLWitter) August 5, 2022
まとめ
本日のヒルナンデスで紹介されたあるお店の「生親子丼」について炎上しました。
私などは、
外食時に「新鮮ですよ~」
と言われると、まったく疑いもなくすべて信頼して食べてしまうと思うのですが…相手は専門家とは言ってもすべてが安全とは言い切れないこともあるということですね。
新鮮だからって喜んで食べて「カンピロバクター食中毒」を発症してしまっては残念すぎます。
皆様もどうぞ、これを機会に外食時も生の鶏肉には気をつけて安全な食をお楽しみください。
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