秋の名花、金木犀。
秋らしい気温になってきたなぁ と感じる頃、どこからともなく漂ってくるキンモクセイの香り。
そのそっと甘く優しい香りが届くと気分が晴れますね。
香りだけではなく、キンモクセイは小さいオレンジ色の花もとても可愛いです。
…そんな 金木犀の花言葉の中には恋の花言葉などもありますが、少し怖い感じを受ける花言葉があります。
その、金木犀の少し怖い花言葉とは
「隠世」「幽世」。
どちらも「かくりよ」と読むのですが、漢字から感じる印象が怖いですね。
そこで今回は、
・金木犀の怖い花言葉の意味「隠世」「幽世」(かくりよ)とは?
・金木犀の魔除けの効果は?
・金木犀はなぜ 「犀」なの?
をまとめました。
どうぞご覧ください。
金木犀の怖い花言葉~「隠世」「幽世」(かくりよ)
金木犀には「隠世」「幽世」という怖い花言葉があり、どちらも「かくりよ」と読みます。
字面を見ると「怖い」感じがしますね。
「かくりよ」とは「あの世」…死後の世界のことです。
「隠世」「幽世」かくりよは、死後の世界の別名です。
金木犀の香りが強いため、この世からあの世をまで届いてしまう=この世とあの世をつなぐ力がある。
ということから 「隠世」「幽世」が金木犀の花言葉となったのです。
↓金木犀に「隠世」という花言葉が生まれた由来はこちらに。
キンモクセイ はその香りが高いがゆえに、この世からあの世まで届いてしまい、この世とあの世をつなぐ力もあると考えられて、『隠世』という怖い花言葉も生まれています。
— とうか🌸越谷ミセスファースト (@touka_mf) September 29, 2022
↑こういうスピリチュアル話好き♡ pic.twitter.com/ND2JVERiWL
金木犀は死後の世界とつながるほどの香りを発する花、ともいえるのですね。
「死後の世界とつながる」と言われるとどうしても怖い印象となりますが…。
金木犀のいい香りによって死後の世界とつながる…とされているのですから、香りが素敵なゆえに安らかな気持ちにはなります。
…くだけた言葉で個人の感想を言うと、
「金木犀のこんないい香りでつながっているなら、死後の世界もなかなかいいものじゃないのかな~」
といったところです。
金木犀のただ怖い花言葉というわけではないように思います。
↓ 生体的にみて、金木犀の在り方には不思議な怖さがある という方もいらっしゃいます。
街中を歩けば、キンモクセイの香りを感じる素敵な季節。「謙虚」「気高い」という花言葉もいい。
— ふらいと@新生児科医(今西洋介) (@doctor_nw) October 30, 2021
先日読んだ本で知ったが、日本にはキンモクセイは雄株しか存在せず雌株はないようだ。挿し木で増生できるからみたいだが、人間に置き換えて考えると少し怖い pic.twitter.com/QheAeWdpn8
金木犀は魔除けの効果がある?
金木犀の魔除けの効果について。
金木犀の強い香りは邪気を払う力があると言われており、 神社やお寺には金木犀がよく植えられています。
強い香りが「魔」をはねのけるとされているのです。
「香り」にはなにか不思議な力があるようですね。
人間の身体のストレス解消や疲労回復に効果があるとされている金木犀の香り。
「魔除け」でもあり「癒し」にもなる金木犀。
金木犀はいろいろと大切な、素敵な働きをする植物ですね。
…とここで気になったので、金木犀は一体いつ頃から栽培されていたのかを調べました。
いったいどれくらいの間、金木犀は日本で親しまれてきたのでしょう。
中国原産。日本には江戸時代(17世紀ごろ)に雄株だけが渡来し、実を結ばないため、挿し木で北海道と沖縄以外の日本中に増やされた。日本には自然の分布はなく、庭などに植えられている。
ウィキペディア キンモクセイ
江戸時代に中国から日本へ渡来したのですね。
当時の日本人はさぞかし金木犀のいい香りを喜んだことでしょう。
金木犀はなぜ 「犀」なの?
金木犀の字になぜ 「犀」という字が使われているのかを調べました。
金木犀はなぜ 「犀」なのかと言いますと、
金木犀の和名の由来は、
樹皮が動物のサイ(犀)の足に似ていることから中国で「木犀」と名付けられた。
とのことです。
と、ウィキペディアにはありましたが、↓という表現もありました。
金木犀の樹皮の模様が、動物の犀(さい)の皮に似ているのが「犀」の由来です。
季節のことば「木犀(もくせい)」
— 四季の小窓 (@shikinokomado) October 3, 2022
中国原産、モクセイ科の小高木の総称。樹皮の模様が
動物の犀(さい)の皮に似ているのが名の由来。
(2022年10月1日放送) #四季の小窓 pic.twitter.com/XFJM0Hri8N
サイの足に似ていると言われてもピンときません。
樹皮の模様がサイの皮の模様に似ていることが由来となっていたのです。
いきなり動物の「サイ」が登場したので少し「・・・・・?」という気分になります。
その違和感を的確に表現して下さった方がいます。
↓鋭い感性ですね。
「犀」の字の印象と、動物のサイは印象がとてもかけ離れていて面白いです。
金木犀や、室生犀星に「犀」という文字が使われていて、なんとなく「めちゃくちゃキレイな意味がある漢字なんやろなあ」と思っていたら、動物の「サイ🦏」の意味で気が抜けたことがある
— ぱやちの (@_38miya_) September 30, 2022
金木犀の木の表面がサイの肌に似ているからこの漢字がついているようです
次回金木犀を目にしたら、金木犀の木の皮~樹皮の模様も見ておきたくなりますね。
まずいまは、犀の皮の模様をチェックしましょう 笑
【たいせつなお知らせ】
— KZ ダーリン🫶❕ ❕ムニー💕 『だーりん!あのね、真剣な相談が… 』 (@KZ_DARLING) October 7, 2022
地元動物園のサイとなかよし
黒アゲハチョウさんをどうぞ pic.twitter.com/RZBlSl7MSZ
なおちなみに、金木犀の「金」は、オレンジ色の花が「金」と似ているためそのように表現しました。
銀木犀は白い花を「銀」と表現しています。
金木犀、銀木犀は、オレンジと白の花の色からついた名前。
「金」「銀」がぴたりとマッチしている名前ですね。
「犀」は犀の皮の模様。
今日のお散歩道で出会った金木犀、よい香りを漂わせていました。マスクしていても香りましたからコロナは大丈夫と、思いながら。
— 咲良 (@sakuranotabi) October 7, 2020
古い和歌の時代に金木犀がないのは江戸時代になって日本に入ってきたからみたい。
樹皮が犀(サイ)の足に似ているため中国で木犀と名付けられた。
金木犀と銀木犀。 pic.twitter.com/xb1CsFoAlc
金木犀と銀木犀。
香りは同じなのか?あるいは違うのか?
ということではなく、香りの強さが違うとのことです。
銀木犀の香りは金木犀に比べると弱く、顔を近づけないと香りを感じることができないそうです。
まとめ
今回は、季節の花 金木犀の怖い花言葉などについて調べました。
・金木犀の花言葉~怖い意味?
「隠世」「幽世」(かくりよ)とは?
・金木犀の魔除けの効果は?
・ 金木犀はなぜ 「犀」なの?
金木犀の花言葉が怖い感じがするというその原因は、やはり金木犀の強い香りが由来となっているのですね。
そして、 金木犀はなぜ 「犀」なのかをお伝えして、動物の「サイ」のツイートの写真をお届けしまして…サイの皮を目にして思わず納得しました。
金木犀の樹皮に覚えはまったくないのですが、妙~に納得しました 笑。
次回外出時に金木犀の香りを感じたら、できる限り近づいて金木犀の樹皮をチェックしたいと思います。
では今回はこのへんで。
最後までありがとうございました。
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