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飛蚊症が突然悪化した時の体験談。原因は?治療は?

健康

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hibunsyo

50代女性です。

2年半ほど前、飛蚊症が突然悪化、ひどい飛蚊症の症状となったことがありました。

 

通常、飛蚊症の症状というと、小さな薄いグレーの糸くずのような点々がたくさん視界にちらばり、視野を動かすと同時にそれらの点々もサーッとついて動きます。
白い壁や、青空に目をやった時、特にはっきりと、糸くず、虫のようなもの、いろいろな形をしたもの、髪の毛のようなもの・・・などが見えます。

 

ですが、ある日突然、私の左目に現れた飛蚊症はすごかったです。

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飛蚊症が突然悪化

私がパソコンを使い事務仕事をしていた時、突然片目の前に、「黒い渦」「墨を流したようなもの」が現れ、視界を半分塞ぐほど大きい。

 

それは、飛蚊症というにはあまりにも大きく、目の動きにつれて動くそれを、邪魔だからと思わず手でとりたくなります。
自分にしか見えていないということが信じられないくらい 笑。
大げさではなく、目を動かすにつれて「ざーっと」という感じで流れ動くような印象です。

 

片目の視野はその大きな飛蚊症の症状で半分近く占められ、そんな状態ではとても仕事を続けることができないため、眼科へ慌てて行きました。
痛みはないのですが、突然のそんな症状がとても怖かったです。
失明したらどうしよう?
網膜剥離?
などの不安もよぎりました。
目に衝撃を与えてしまった直後というのならまだわかりますが…そんなことはなく普通に過ごしていただけなのに。
なのになぜ突然??
と。

飛蚊症で眼科へ。原因・治療は?

「左目の飛蚊症が急に悪化したようです。水に墨を流したような大きな黒い浮遊物が目の中で動きます」
と眼科で症状を伝え、待っている間も収まる気配はなく、不安です。
目を開けていると視野が気になり鬱陶しいので、左目にハンカチをあてて待っていました。
看護婦さんに特に重篤に扱われるわけでもなく、普通に順番を待っていました。

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とてもびっくりしたので、自分の目がとんでもないことになっているのでは?

と思っていたのですが、「はいはい」という対応にちょっと不安もまぎれました。

 
眼科の検査でまず行ったことは、
●眼圧の測定
●視力の検査
これは特に異常はありませんでした。

 

次に
●目薬で瞳孔を開いて眼球内部(眼底)を診察
目薬をさして、瞳孔が開くまでに20~30分かかりました。
瞳孔が開いたら、暗い診察室で光を当て、片目ずつ「上、右上、右、右下、下、左下、左、左上」の方向を見て目を動かし、眼球の奥の網膜の状態をチェックします。
この検査で網膜剥離や網膜裂孔など目の病気の症状が発見されるのですが、私の場合は異常はないとのことでした。
結果として、飛蚊症の急な悪化の原因も、生理的なもの、加齢・老化によるものでした。

 

看護婦さんからは、身体を縦にしている方がいいですよ(横になるよりも下に下がりやすいため)と言われました。
深刻な目の病気でないことがわかりほっとしました…。
私の場合、右目に比べて左目の視力が悪いので、左目の飛蚊症症状がひどかったのも、そのせいもあるのかもしれません。
数時間後に帰宅後、その日の夜には収まりました。
飛蚊症の原因が、年齢による生理的なものなので、目薬もなく、飲み薬もありません。
治療として行われるものはありません。

 

加齢による飛蚊症とは、眼球の大部分を構成しているゼリー状の硝子体が年齢とともに縮んでしまい、その過程で生まれてしまった硝子体の老廃物(細胞・線維)などが黒くなって網膜に映り、異物となって見えるというものです。

 

※後にWEBで調べたのですが、私の場合は「後部硝子体剥離」が起きたことで大きな浮遊物が急に表れたのではないか?と思われます。

「後部硝子体剥離」は生理現象の一つで誰にでも起きるもの。時間の経過とともに硝子体後方の膜が眼球の前方へ移動して網膜から遠くなり、影が薄くなって気にならなくなってくる。

 

3日後に念のため再来院するようにと言われ、眼科へ再び行き、同じ検査をしました。
薄いグレーの点々は視野にたくさん広がっていましたが、前回と同じ検査の結果、やはり網膜剥離や網膜裂孔、硝子体出血、ぶどう膜炎など、角膜や水晶体、網膜に問題が起きているのが原因の飛蚊症ではありませんでした。

 

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眼科のお医者さんには、私の生理的飛蚊症は治療できるものではなく、治ることはないと言われました。
●慣れるしかない
●気にしないようにして下さい
とのことです。
パソコンも読書も禁止されることもなく、通常に目を使う生活なら大丈夫とのことでした。

 

ですが、
●急に浮遊物の量が増えたり
●視野が隅の方から欠けていったり
●まばたきにつれて目の端に光がキラっとするような症状
など、違和感や異常を感じたら、すぐに眼科へ来院するようにと言われました。

 

以上、突然急に飛蚊症がひどくなった私の場合のお話をさせていただきました。

 

突然多量の飛蚊症にかなり驚きましたが、私の場合は生理的飛蚊症ということで、時間とともにひどい浮遊物はおさまり、目薬や飲み薬といった治療も行われないものでした。

 

 

これを読んで、
じゃあ私もそうかも?だったらほうっておいても大丈夫かも?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、飛蚊症を感じた方は、早めに眼科で一度検査してもらうことをおすすめします。
…なぜなら、それから約2年後、また飛蚊症の悪化を感じ、病院へ行ったところ、今度は網膜裂孔が見つかったのです。
そのまま眼医者へ行かずに時間が経ってしまうと網膜裂孔が悪化し、網膜剥離となるところでした。。
「病院へ早めに行ってよかった!」とつくづく思いましたし、眼科の先生からも「早目に来院したたのが不幸中の幸いだった」
と言われました。
その時の体験はまた改めて記事にさせていただきますが、飛蚊症が悪化した?と感じられた場合、以上の理由で、できるだけ早目に眼科へ行くことをおすすめします。

 

 

↓今では飛蚊症のレーザー治療があります。

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